2012年3月30日金曜日

【速報】カタクリ開花しました。

こんにちは!
タイトルの通り、カタクリが開花しました。




















杉の木広場で、もう10株ほど咲かせています。
まだ、つぼみの株もあるので、これから増えるかと思いますが、
花の時期は短いので、どうぞお見逃しのないように!

林レンジャー

2012年3月27日火曜日

春のラッシュアワー

こんにちは。
今、小峰は日に日に見られる生き物が増えていくようで、なんだか忙しい毎日です。
そんな発見が多い今日この頃、最近確認できた生き物を少し紹介します。





















ヨゴレネコノメです。ネコノメソウの仲間なのですが、葉っぱの色合いから”汚れ猫の目”というなんだかかわいそうな名前がついています。冒険広場の奥、ひのき広場で見られます。






















テングチョウです。今日は暖かったせいか、よく見られました。
ウメの花の蜜を吸っていたりして、ふれあい広場でよく見られます。





















先日、アオイスミレを紹介しましたが、ケヤキ広場でコスミレを確認しました。
また、さくら尾根ではマルバスミレも咲いていました。

そして、カタクリは、、、、






















もう、明日か、、明後日か、、、今にも咲きそうな状態です。

以上、駆け足で4つ紹介しましたが、
また明日なにか新しく春の生き物が出現するかも知れません。
ここ最近の小峰は、しいて言えば「春のラッシュアワー」。
さあ、春の生き物探しましょう~!

林レンジャー

2012年3月23日金曜日

ウメが見頃です。

今日はあいにくのお天気ですが、タイトルの通り、
ウメが見頃となりました!





















まだ、開花しきっていない木もありますが、ほぼ満開といってもいいでしょう。
また、さくら尾根にはアセビも綺麗に咲いています。


アセビ






















他、木の花ではキブシ、ダンコウバイ、アブラチャンなども咲いています。
また、足元の野草もアオイスミレ、コスミレ、ネコノメソウなど咲き始めています。
セリバオウレンもまだまだ観察できます。

明日のお昼頃からお天気も回復するようですね。
小峰でウグイスのさえずりを聞きながら早春のお花見、いかがでしょうか?

林レンジャー


2012年3月16日金曜日

開花情報その3

更新がご無沙汰となってしまいましたが、今日は開花情報をお届けします。
スミレの開花が確認されました。
アオイスミレです。早春に真っ先に咲くスミレですね。





















園内ではまだ咲いている場所が限られています。
今後、園内の色々な場所でみられるようになると思いますが、
早く見たい!という方はぜひビジターセンターのスタッフに聞いてみて下さい。

そして多くの方々が待ち焦がれているカタクリ。
今日は花芽を確認しました。




















あともう少しですね。楽しみです。
セリバオウレンもまだまだ観察できますよ。
早春のお花見に小峰公園へ足を運んでみてはいかがですか。

林レンジャー




2012年3月9日金曜日

早春の今、、


最近パッとしないお天気が続き、今日もしとしとと雨が降っています。
しかし、確実に歩み寄ってくる春がまたひとつ、ふたつ、、
季節の変わり目です。1日1日なにかしら変化を見つけられる時期ですね。

まず、ひとつ、カタクリの葉が出始めています!



カタクリは7、8年ほどかけて花を咲かせます。それまでは1枚の葉で過ごします。
写真に、2枚葉を出ている個体が写っています。2枚でているので花を咲かせるかもしれませんね。
葉が1枚か、2枚でているか、ぜひ杉の木広場で探してみてくださいね。

もうひとつは、ヤマアカガエルが卵からかえり、オタマジャクシが池で泳ぎ始めました!



オタマジャクシをみると、春の到来にゆるぎない確信を覚えます。

そして、私はまだ聞いていないのですが、なんと「ホーホケキョ」、
ウグイスのさえずりも確認されました。

最近の小峰は1日1日見逃せませんよ~。

林レンジャー

2012年3月2日金曜日

寒さに負けズ

今日は一日冷たい雨。
3月に入ったというのに、雪だ雨だとなかなか暖かくなりませんね。
おとといの雪は、小峰公園でも記録的な積雪となり、多い場所では25センチから30センチ近く積もったところもありました。
ただそれも、きのうの陽気でだいぶ溶けています。

2月29日 14:00





















3月2日 15:00






















しかし、街中にくらべればまだまだ雪は残っていて、普通の運動靴で歩くとべチャべチャの雪でひどい目にあいます。
しばらく公園にいらっしゃる際には、長靴や防水機能のある靴などを履いてきたほうが良いようです。

また、これから気温が下がるとこの溶けた雪が凍結し、大変すべりやすく危険になる可能性もあります。山に登山やハイキングに入られる際には、アイゼンなど雪の装備を持っておでかけください。

さて、こんな雪の残るなかで、今日もひとつ春をみつけました。





















以前にもご紹介した、小峰公園の「のらぼう」です。
冬の間は成長をやめて、寒さや霜にじっと耐えていたのらぼう。春の気配を感じ、新しい葉を出し始めました。
例年だと、3月=のらぼうの季節と言っていいはずなのですが‥今年は、寒さの影響で収穫が遅れており、地元でもやっと出回りはじめたところなのだそうです。
寒さに負けず、春にむけてぐんぐんを花芽をのばしてほしいです!(のらぼうは菜の花のように花の蕾を食べる野菜です)



村上レンジャー









2012年3月1日木曜日

野鳥への餌付けについて

最近、園内で見られる野鳥のある個体の様子に異変を感じています。
人が近づいても逃げないのです。
むしろ、近づいてくるようにも感じます。
「餌付けされているのでは?」とレンジャーの間でそのような推測の意見がでました。
本当の事はわかりませんが、このような事は色々な場所で問題になっています。
そこで今回は餌付けについて少し書きたいと思います。

野鳥に餌付けすることで、野鳥観察が簡単にできますが、たくさんの問題が危ぶまれます。

・人間への依存により、自ら食物を採らなくなる。
・警戒心が希薄することで天敵に捕食されやすくなる。
・過食による栄養過多、肥満による飛行への支障。
・食物が容易に採れるため、渡りの時期が遅れる。また、渡らなくなる。
・特定の種の増加によって、生態系のバランスが崩れる。

などなど、様々な事が考えられます。
野鳥を観察することは、なかなか観れなかったり、見つけられなかったり、タイミングが悪かったり、と難しい面もたくさんあります。しかし、鳥が見られない事、鳥が居ない事も、自然の事象であって、そこにも自然の面白さを見いだす事ができるかと思います。
野生生物の姿、形、すべてに意味があると言われているのと同様、動物の行動にも意味があると言われています。人から、餌をもらいにきた野鳥より、自然のまま現れた野鳥の方が美しいことでしょう。
小峰公園は動植物のより自然らしい姿を、皆さまに楽しんでいただきたいと思っています。
餌付けなどの行為は決して行わないで下さい。
もし、そのような方を見かけましたらビジターセンター職員までお知らせ下さい。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

小峰ビジターセンター