2014年7月4日金曜日

名もなきミミズ


これが梅雨本来の雨の降り方でしょうか。
降ったり、止んだり、シトシト・・・ 。

きょうの小峰公園は しっとり濡れて、
静けさにつつまれていました。





谷戸田は大雨に見舞われると 排水が間に合わずに水浸しになり、
また 暑い晴天が続いたときには 水底が現れてしまうこともあります。

水の管理は 気を緩められない作業なんです。





きょうのような シトシト雨では 水位の変化はありませんが、
谷戸田へ見回りに行くと 田んぼの端の方に何やら土の塊が・・・。

パチンコ玉くらいの土の塊が コロコロといっぱい 露出しています。


実はこれ ミミズの仕業なんです。





この土の塊は ミミズのうんちやトンネルを掘ったときの残土。

田んぼの泥をかき混ぜて うんちの肥料まで与えてくれる このミミズは、
「水生ミミズ」と呼ばれる 水底の泥の中で生きるタイプのミミズです。
あまり研究がなされておらず その生態は謎だらけ。
正式な名前も まだ持っていません。

ただ ひとつ ハッキリ言えることは・・・
農薬を使うような田んぼでは 生きていけないってこと。


小峰公園の谷戸田には たくさんの水生ミミズが棲んでいます。

きょうも水生ミミズのおかげで イネが育っています。




 鈴木 レンジャー (たか)