2015年7月26日日曜日

小峰公園で里山キャンプ!

これからキャンプをはじめてみたいという
小学生以上のお子さまとそのご家族の方!

はじめてのキャンプを小峰公園で体験してみませんか?



















平成27年8月22日(土)~23日(日)、
小峰公園で里山キャンプ(テント泊)を行います。

テント設営や飯盒炊爨の他にも、
生きもの観察や星空ウォッチング、夜の森探検など、
小峰公園ならではの、さまざまな楽しいプログラムを行う予定です。


































内容詳細や申込方法は、以下のURLをご覧ください!
http://komine-park.sakura.ne.jp/ex_class.html

※小峰公園では、通常はキャンプでのご利用はできません。
 このたびのイベントは、特別行事となります。

2015年7月23日木曜日

ゾウムシとサシガメのバトル!


園内を巡回中、何気なくロープ柵の杭を眺めていると、
突然、2つの小さな黒い塊どうしがドン!とぶつかりました。

何かと思って目をこらして見ると、
サシガメとゾウムシが正面衝突してしまったようです。



















サシガメ「お前、どこ見て歩いてるんだ!ここは俺様の縄張りだぞ!」

ゾウムシ「す、すみませーん!」

怒った様子のサシガメは、ゾウムシの方にどんどん迫っています。


反撃に出るのかと思いきや、
サシガメより体の大きなゾウムシが、一目散に逃げ出しました!



















ゾウムシ「はやく逃げなきゃ!」


















ゾウムシ「こ、こわくて足が震えちゃう!!」

いつもだったら上手にロープ柵やクズのツルの上を渡っているのに、
とても焦った様子で、手足をもつれさせながら逃げています。



















ゾウムシ「ふー、ここまで来ればもう大丈夫」

サシガメのいた場所からだいぶ離れて、
ようやく落ち着いたようです。


この平和主義者でユーモラスな模様のゾウムシは、
オジロアシナガゾウムシと言います。

現在、園内の至る所で観察できるので、
皆さんもぜひ探してみてはいかがでしょう。


まるでパンダのような外見に、のんびりとした動作、
見ているだけで癒されること間違いなしです!


伊藤レンジャー

2015年7月19日日曜日

関東甲信 梅雨明け






小峰公園 梅雨明けたー!


いゃ、 関東甲信地方 梅雨明けたー!









関東甲信地方の平年の梅雨期間は、


梅雨入り 6月  8日ごろ

梅雨明け  7月 21日ごろ



そして今年は、

梅雨入り 6月  8日

梅雨明け きょう 7月 19日。



平年よりも、 また去年よりも 2日早くの梅雨明けです。










そして 子どもたちは お待ちかねの夏休み。

早速 梅雨の明けた小峰公園に来てくれました。



熱中症やケガに気を付けて、
この夏 いろいろな体験 していけよ~ッ。







 鈴木 レンジャー (たか)






2015年7月17日金曜日

ツインフォール




きのう、今日と、 もの凄い雨。

台風11号は 大量の雨を降らせて 去って行きました。



夕刻には 青空が広がったものの、
まだまだ ナマ暖かく 湿った風が吹いています。









今朝 通勤途中に見た 秋川の様子。

これまた凄い 増水です。

近づくの、 ちょっと怖いなァ。




そして今朝は 珍しい光景を目にしました。








            “ 山田大滝 !? ”



大雨が降った直後に現れる 山田大橋からのツインフォール。

橋に降り注いだ大量の雨水が、
橋中央に開いた排水口から 流れ落ちる様子です。


大雨の最中には 降雨に紛れて ハッキリと見えませんし、
風が吹いていては 水は空中に拡散してしまいます。

もちろん 雨水が流れ込まなくなったら そこで終了。



見られる条件は 結構シビアなんです。

台風や激しい雷雨の通過直後が 見られるチャンスかな。





おいッ、見とれてると  川に落ちるぞ!


 * 良い子のみんなは 増水した川に 近づいちゃダメだよ。





 鈴木 レンジャー (たか)




2015年7月15日水曜日

青い空に ヤマユリ





ほんとに 台風が接近して来てるんだろうか?



ここ数日 とても暑い。

ものすごく “ 高気圧 ” を感じる。

熱い空気に 押さえつけられているのを感じるんだ。









でも 今日は なんか違うような・・・。

風が強い、 空気は乾いている。


木陰だと 風に吹かれて 気持ち良さがある、 確かに。






























森のみちを歩くと ヤマユリの香りに気づく。


大きく開いた花を 重たそうに揺れている。

熱い風に ゆぅ~ら ゆぅ~ら と揺れている。



青い空に ヤマユリの白さが映えている。






 鈴木 レンジャー (たか)





2015年7月13日月曜日

インタープリテーション研修

小峰公園では年間を通じてさまざまな自然体験活動を展開しており、
それらのサポート役として、小峰公園ボランティアが活躍しています。

先日、ボランティアメンバーを対象に、知識や技術の向上を目的とした、
小峰公園ボランティア・スキルアップ研修会を開催しました。


















今年度2回目となる研修会のテーマは「インタープリテーション」です。

インタープリテーションとは自然解説の技法のひとつで、
目に見えるものを通して、そのものの背景にある意味を伝えることを
目的としています。



















インタープリテーションについての講義の後、
さまざまなゲーム形式のワークを取り入れながら、
言葉で伝えることの難しさや効果的な立ち振る舞いについて学びました。



















お昼休憩をはさんで午後からは、
グループに分かれてプログラムづくりを行いました。


















































園内を歩いて解説素材を選び、その素材についての情報を集めて、
おもしろいと思ったことや、伝えたいメッセージなどをまとめて、
プログラムの流れを組み立てていきました。


















最後に、各グループごとに発表を行い、意見交換をしました。


9月の里山ミニ教室において、
今回つくった企画案を基にガイドウォークを行う予定です。

詳細が決まり次第、HPなどでお知らせいたしますので、
ぜひお楽しみにしていてください!


伊藤レンジャー

2015年7月12日日曜日

パパ、ヘビだよ





暑さが戻ってきました。


まったく日射しのない 梅雨空の毎日を送っていたら、
いつの間にか 夏がすぐそこまで 来てました。

梅雨明けまで あと二週間くらいかな。


ニイニイゼミやヒグラシが 鳴き出しています。









八坂神社の下  ふれあい広場に通じる坂道。


通称 ヘビ坂 ・・・    とは 言いませんが、

この石垣あたりで よくヘビを見かけるのは確かです。










たとえば こんなふぅに。


画像中央に映る 水抜き用塩ビ管。

なにやら タイヤのチューブのようなものが 挟まっている。











  「 パパ、 ヘビだよ  ヘビぃ~! 」



  「 ヘビだねぇ、 アオダイショウだぁ 」



  「 パパ、 写真とるのぉ? 」










  「 あぁぁ  ちょっと 遠いーなぁ 」



  「 じゃぁ、 パパ 登ってッ! 」



  「  ・・・・・・  」






梅雨明け前、 暑い 小峰公園です。








 鈴木 レンジャー (たか)



2015年7月5日日曜日

里山ミニ教室7月の報告&8月の告知

小峰ビジターセンターでは、毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申し込み制で気軽に参加でき、
午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して
四季折々の自然にふれることができるイベントです。

今回は、7月の里山ミニ教室の様子ををご紹介します。


ガイドウォーク『初夏の水辺 生きものめぐり』


















まずは、ふれあい広場でネムノキの観察です。
ネムノキに集まるいろいろな生きものも観察しました。



















谷戸田では、お米づくりと生きものとの関わりについて、
お話をしました。


最初は生きものがちょっと苦手だという参加者の方もいましたが、
「今回のガイドウォークをきっかけに、生きものに興味が出た」
との嬉しいお声をいただきました。



クラフト『つくってあそぼう 竹の水鉄砲』

クラフトでは、竹の工作を通して竹林問題について考えました。

まずは、竹と人が良い関係でいるにはどうすればいいか?
などをクイズ形式のスライドを見ながら考えました。


















そして、工作開始です。

竹の筒に穴を開けたり、篠竹を切って、
竹の水鉄砲をつくりました。



















最後に、広場で試し打ち!


















みんな的に向かって楽しそうに水をかけていました。

夏になったらぜひ、
今日つくった水鉄砲でたくさん遊んでくださいね!


次回の里山ミニ教室は、8月2日(日)開催です。

ガイドウォーク「集まれ!!夏休み昆虫探検隊」
クラフト「藍のたたき染めでオリジナル・ハンカチづくり」

詳細は以下のURLをご覧ください。
http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html

来月も皆様のご参加を、お待ちしています!


伊藤レンジャー

2015年7月4日土曜日

恋の駆け引き


コフキゾウムシのオスとメスが、葉っぱの上で鉢合わせ。



















































…と思ったら、片方の個体が逃げて行きました。


















その後を、もう一匹が追いかけます。



















「やっと追いついた!」と思ったら、また隠れる。


















そのまま何回か追いかけっこを繰り返し、
いつの間にか2匹の姿が見えなくなっていました。


どこに行ったのかと思い、そっと葉っぱの裏をのぞくと…


















いつの間にかカップル成立!!
2匹で仲良くくっついていました。


“追えば逃げ、逃げれば追うのが男女の仲”と言いますが、
どうやら昆虫の世界にも男女の駆け引きが存在するようですね。

わずか1センチ足らずの小さなコフキゾウムシ達に、
とても大事な恋愛の極意を教えてもらったような気がした瞬間でした。


伊藤レンジャー

2015年7月1日水曜日

黄金に輝くミニUFO、出現!

園内の桜尾根を歩いていると、黄金に輝く小さなUFOのような、
謎の物体を見つけました。
1センチにも満たないような、とても小さな物体です。

よくよく見てみると、触角や頭、手足があり、どうやら昆虫のようです。
透明なドーム状の背中の奥には、金ぴかの身体が透けて見えています。



















これは、ジンガサハムシという昆虫の仲間です。

ジンガサという名前は、背中の透明な部分(=羽)の形が、
武士が戦の時にかぶった“陣笠”に似ていることに由来するそうです。

実際にジンガサハムシも、外敵から身を守るために
この笠のような羽を役立てています。




















危険を感じると、このように触角や手足すべてを笠の下に引っ込めて守り、
透明な部分から外の様子をのぞき見ます。

陣笠に形が似ているだけでなく、用途まで似ているんですね!


このジンガサハムシ、珍しい昆虫だと思われがちですが、
実は北海道から沖縄まで、全国どこでも見ることができます。

写真のジンガサハムシは「セモンジンガサハムシ」と言い、
サクラの葉を好むそうです。
小峰公園には桜尾根をはじめ、園内にサクラの木がたくさんあるので、
皆さんも運が良ければ散策中に出会えるかも!?


伊藤レンジャー