2015年11月25日水曜日

ナマの声




一昨日 催しました 「小峰の絶景もみじと古道めぐり 」 のワンシーン。




里山の風景のなかを進み、 とある 畑のまえ。


古来より伝わる地域野菜の解説が はじまります。







「 五日市特産の野菜 “ のらぼう菜 ” 。

  江戸時代から脈々と 受け継がれてきた 菜っ葉です。

  飢饉の村を救った のらぼう菜は、
  五日市の人たちの手によって 純系が保たれて、
  当時のDNAが いまでも この地で・・・・・・・     」




すると 傍らから声が。










「 おめぇ、 あに やってんのょぉ !? 」



「 あっ、 山下さん 」




この畑の持ち主、 山下さんの登場。






突然の畑主の登場で ツアー参加者は びっくり!

スタッフも びっくり!

まったく 仕込みは ございません。


そして ここからは 生産者の生解説へと変わります。




「 これくらいで もう 食べられるんですか?」


「 そこに あんのは なぁ、苗なんだょぉ。

                 もともと ここいらじゃ なぁ・・・  」











「 このタネは なぁ、 山のむこうで つくっててよぉ・・・  」




古くから この地で暮らしてきた人の ナマの声。


ちょっと しわ枯れた その声の お話しは、
深みのある 極上の解説となっていました。





             ★ のらぼう菜の解説をしていたのは 秋元レンジャー
                見かけたときには 気軽に声をかけてね!




 鈴木 レンジャー (たか)



2015年11月21日土曜日

真っ黄色のイチョウ




行楽地へ向かう道路が 朝から混雑。

みなさん、紅葉狩りかな。



小峰公園の紅葉は 後半戦に突入です。

モミジの類が 紅く色づいています。







例年の様子では 12月最初の週くらいまで 紅葉が楽しめます。


すでに真っ赤になっているモミジもあれば、
まだまだ 青いままのものもあります。



絶好の紅葉日和って いつになるのだろう !?






小峰公園の近くにある イチョウの巨樹で有名な広徳寺(こうとくじ)。

お客さまからも よく尋ねられるお寺です。





    “ ありゃ、 葉っぱ  もう無いよぉ ”



例年 11月 20日頃に見ごろを迎える
真っ黄色の広徳寺のイチョウ。

ことしは 早くも 真っ黄色の絨毯だけになっちゃった!




残念だねぇ。



でも、 まだ きれいなイチョウが見られる場所があるよ。

それも 広徳寺よりも 近いところに。









正光寺 (しょうこうじ)。

まるで 剪定でもしているかのような 美しい樹形。


観光ガイドブックには 紹介されていないと思うよ。

小峰公園から ちょうど 1,400m先にある 小さなお寺です。







今朝は 青空に よく映えていました。






 鈴木 レンジャー (たか)




2015年11月15日日曜日

刈っちゃいます




このところ 週末になると雨模様。


天気予報で晴れると言っていても、
終日 どんよ~りと曇っていたり・・・。


今日もダメかな~ぁ っと思っていたら、
雲間から ゆっくりと青空が見えはじめました。




さぁ、稲刈りだッ!


ん、 稲刈りぃ !?









そう、 小峰公園で唯一 刈り残っていた稲。

ビジターセンター玄関前の ミニミニ田んぼです。



来館される方には もう十分 楽しんでいただけたと思うし、
最近では スズメが うろつきはじめているので・・・


もう 刈っちゃいます。




ホントは 稲刈りのタイミング、
逃しちゃったんだけどね。









作業が終わるころには、
秋の深い青空に 虹が架かっていました。



本日をもちまして すべての稲刈り  完了です。






 鈴木 レンジャー (たか)


2015年11月12日木曜日

「こどもパンフレット」できました!

小峰ビジターセンター&小峰公園のことが
わかりやすく書いてある「こどもパンフレット」ができました!


パンフレットには主に以下の内容が載っています。

☆ビジターセンターでできること・できないこと

☆ビジターセンター&園内でのルール

☆気をつけてほしい生きもの

☆里山のさまざまな環境と、そこに住む生きもの

☆里山に出かける時の服装


親しみやすいイラストがいっぱいのパンフレットです。


                 【 表面 】

















                 【 中面 】

















先生や保護者の方々へ向けて、こどもと自然観察をする際のポイントも
記載しましたので、ぜひ大人の皆さまもお手に取ってみてください。


















現在、ビジターセンターの窓口にて配布中です!


伊藤レンジャー


2015年11月8日日曜日

秋川からのお客さま

今日の小峰公園は、一日ずっと雨続き。

日曜日にも関わらず、来園されるお客さまがとても少なく、
一見とても淋しい感じがする園内ですが、
こんな静かな日だからこそ来てくれる珍客もいます。


今日も、思いがけないお客さまが来ていました。
よぉーく目をこらして、探してみてください!

















谷戸田奥の看板の横に、ご注目ください。

















アオサギが羽根を休めていました!
(コンパクトカメラで撮影したため画像が粗く、申し訳ございません…)


ふだんアオサギは、近くの秋川沿いで見ることができます。

この個体も秋川から飛んできて、
ふだんの週末とは違って静かな小峰公園を
満喫していたのでしょうか。

















もう少し近くで観察しようと、歩を進めたところ、
サッと飛び立って逃げて行ってしまいました。


野鳥の他にも、葉っぱの裏などで雨宿りする昆虫や
雫がついてキラキラ煌めくクモの巣など、
雨の日ならではの自然観察では、
いつもとは違う小峰公園を体験することができます。

皆さんもぜひ、雨の日の小峰公園に遊びに来てみませんか?


伊藤レンジャー

2015年11月4日水曜日

里山ミニ教室11月の報告&12月の告知


小峰ビジターセンターでは、毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申し込み制で気軽に参加でき、
午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して
四季折々の自然にふれることができるイベントです。

今回は、11月の里山ミニ教室の様子をご紹介します。


ガイドウォーク『種のふしぎ観察会』

今回のガイドウォークでは、植物の種をテーマに、
観察を行いました。

















一口に「種」と言っても、その形や性質はまさに多種多様!

植物たちは自分の子孫を増やすために、
さまざまなおもしろい作戦を取っています。

















動物にくっついて運んでもらう種や、
自分の力でパチンとはじける種、
風を利用して飛んでいく種など、
いろいろな種のしくみを観察しました。




















クラフト『手づくり楽器で 秋の里山音楽会♪』

今回のクラフトは、芸術の秋にちなんで楽器づくり!

工作の前には、音の仕組みをさぐるミニ実験もしました。

いつものクラフト教室とはちょっと違った雰囲気で、
「小峰里山研究所」の実験スタート!





音の正体=「振動」を、目で見て確かめました。





















実験のあとは、いよいよ楽器づくり!
間伐材の竹を用いて、打楽器をつくりました。


















竹の打楽器とクルミのバチが完成したら、
里山音楽会のはじまりです。

レンジャーとボランティアメンバーの伴奏つきで、
みんなで楽しく「さんぽ」を歌いました!




































次回の里山ミニ教室は、12月6日(日)開催です。

ガイドウォーク『冬の落ち葉探検隊』
クラフト『小峰のめぐみでリースをつくろう』

詳細は以下のURLをご覧ください。
http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html

来月も皆様のご参加を、お待ちしています!


伊藤レンジャー