2016年12月28日水曜日

年の瀬に、



年の瀬、


もうすぐ お正月。



ゆく年 くる年、

あっと 言う間 さぁ。







秋川河川敷では どんど焼きの準備がはじまった。

新年へ向けて まっしぐら!












仕事の都合で 山深い檜原村へ行ってきたよ。



道端の石垣の上で 野ザルがお食事中。


なんだか リンゴみたいなモノ かじってたなぁ。

どこから 持ってきたんだい!?











ビジターセンターへ戻ってきたら こんどは彼。



キジくん、 駐車場のお散歩は 気をつけて。








あッ、  ちょっと 待って、

まだ 行っちゃわないでよぉ。




これから キミの年が 始まるんだからさぁ。








 鈴木 レンジャー (来年、年男の たか)



2016年12月26日月曜日

年末年始の休館日のお知らせ

平素より小峰ビジターセンターをご利用いただき
誠にありがとうございます。

当館は2016年12月29日(木)~2017年1月3日(火)の間、
年末年始の休館日となります。

この期間は駐車場も閉場となりますので、ご注意ください。

園内をご利用の皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、
何卒ご理解いただきますようお願いいたします。



この写真の赤い玉はまるでサクランボのようですが、
実は『アブラチャン』という木についた蕾(つぼみ)です。

アブラチャンは他の木々が芽吹きだすより一足早く、
早春に黄色いポンポンのような花を咲かせます。


まだ春は遠いですが、小さなところから着々と。
木々も新たな季節に向けて準備をしています。



来年も小峰公園をよろしくお願いいたします。

宮嶋レンジャー

2016年12月20日火曜日

個性あふれる紅葉の思い出

初冬の小峰公園。
冷たい北風が吹く度に、枯れ葉がはらはら舞い散ります。

全ての葉が散ってしまう前に、
今秋の思い出をもう一度振り返ってみましょう。



 

辛子色と煉瓦色、それぞれ鮮やかに色付いた二本の木。
色こそ違えど、実はどちらも『ケヤキ』の木なのです。




 

地面に降り積もった枯れ葉がその証拠です。
よく見てみると、どの葉も同じ形をしています。



続いては、対照的な二本の木。

綺麗な朱色に色付いている樹木の後ろに、
スカスカになった箒のような樹木が立っています。





右手前の紅葉している木が『イタヤカエデ』、
左奥の葉が落ちスカスカになっている木が『ホオノキ』です。





(ホオノキの葉とその上に落葉したイタヤカエデ)


ホオノキの葉はとても大きく、晩秋に尾根を歩いていると
落葉する音がバサリ、バサリとまるで足音の様に
聞こえてくるほどです。

葉が大きく重いからこそ、ホオノキは
イタヤカエデよりも早く落葉してしまうのかもしれません。(宮嶋の主観です。)




それではなぜ同じ“紅葉”なのに
こんなにも木ごとに色合いが違うのでしょうか?



(同じ木の中に赤色・橙色・緑色が同居するオオモミジ)


植物が秋に色づくのは、緑の色素である「クロロフィル(葉緑素)」が
分解され、黄色い色素の「カロチノイド」だけが残ったり、
赤色の色素である「アントシアニン」が合成されるから。

その2つの成分の割合により、色づき具合が変わってきます。

なので、日当たり具合によって同じ種でも色合いが変わったり、
また、同じ場所に生えていても種類によって色づき具合が変わってきたりきます。



紅葉の秋、そこでは確かに樹木の「個性」が現れていました。


※写真は2016年11月下旬頃撮影したものです。


宮嶋レンジャー

2016年12月12日月曜日

里山ミニ教室12月の報告&1月の告知


 

小峰ビジターセンターでは、

毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」

というイベントを開催しています。

 

当日申し込み制で気軽に参加でき、

午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、

それぞれの体験を通して

四季折々の自然に触れることができるイベントです。

 

 

今回は、124()に実施した里山ミニ教室の様子をご紹介します。

 
 

ガイドウォーク『とっておき!晩秋の小峰公園ツアー!』

 

里山ミニ教室の日は天気に恵まれることが多く、

今回も心地よい天気の中、過ぎ行く秋を参加者の皆さんと感じました。

 

まずはふれあい広場のケヤキの木を観察。

今年のケヤキの葉は例年より早く枯れ落ちてしまいました。

 

その訳は、、、

 
















 

これ!どの木も種がたくさん実ったのです

 

ケヤキは葉っぱと一緒に種を落とし、風に乗せて遠くに飛ばします。

豊作の今年はいち早く種を落とそうと、早く枯れてしまったようですね。

 

園路を真っ赤に染めるイロハモミジも観察。

イロハモミジの葉っぱはどんな形をしているかな?

 














手を使って葉っぱの形を表現してみます。

指をめいっぱい広げたような形をしているね。

 

次に観察したのはメグスリノキ。

 














この木の葉っぱ、実はモミジやカエデの仲間なんです。

葉っぱも3枚に見えますが、実はこれで1枚の葉っぱです。

 














これには参加者の皆さんもびっくり!

興味津々で解説を聞いていました。

 

盛りの過ぎた紅葉の楽しみ方を知り、

散りゆく秋をまだまだ楽しめそうだと皆さん嬉しそうでした。

 

 

クラフト『わらで作る おしゃれコースター』

 

まずは、屋外でわらすぐりから始めます。

丁寧に手でしごいて、稲わらの小さいゴミを落とします。

 














続いて屋内に移動し、いよいよコースターを編んでいきます。

 

あんぎん織の道具に稲わらを一本ずつ乗せ、

糸を手前から奥に、奥から手前にと交互に糸を編んでいきます。

 














皆さん真剣な表情で丁寧に編んでいました。

 














最後に、作品を持って記念撮影!



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
皆さん思い思いの作品ができました。

 

 

次回の里山ミニ教室は、18()開催です。

 

ガイドウォーク『フィールドサイン調査隊!』

クラフト『つくってあそぼう 竹のタコ』

 

詳細は以下のURLをご覧ください。



来月も皆さんのご参加を、お待ちしています。

 


梅垣レンジャー

さとやま の ”ほうせき”


 

 

過ぎ行く秋を感じながら

 

園内を歩いていたら、ふときらめく宝石をみつけた。

 

 

 

その宝石はふつうに歩いていたんじゃみつからない。

 

ちょっと立ち止まって目線をゆっくり落としてみる。

 

 

まるで龍のひげみたいに伸びた、

 

深緑の細長い葉が生い茂っているのが見つかるはず。

 

 

その色濃く長い葉をかき分けると、根元にそれは現れる。

 



 



 
  














この細長い葉を持つ植物は「ジャノヒゲ」。

 

あるいは、「リュウノヒゲ(龍の髭)」ともよばれる。

 

野山や庭園に生える植物で、

 

宝石のように見えるのは実の部分だ。

 

 

 

 

まるで、高く高く透きとおる秋の空を

 

ぎゅーっとまるめて閉じこめたみたいにきれいな瑠璃色をしている。

 

 

 

里山のラピスラズリみぃつけた!

 

 

(梅垣レンジャー)

2016年12月7日水曜日

セブン






ビジターセンターから 大岳山方面を望む。



画像中央を よぉ~く 見て。

なにやら 文字が見えませんか?



 真ん中だよ。








ほらっ、真ん中。


よぉ~く 見てごらん。












山肌に 数字が一文字 浮き出ていないかい!?




わかったかな?











もう、 わかったでしょ。



「 7 」  の数字が見えるでしょ!








 鈴木 レンジャー (たか)



2016年12月6日火曜日

暮れの秋


 

だんだんと日が短くなり

寒さで両手をこすり合わせるようになった頃、

 
五日市の町に流れる「ふるさと(4時半のチャイム)」を聞きながら

夕日に染まる秋川渓谷の紅葉に見惚れて、

 

 

なんてやっていたらあっという間に辺りは真っ暗!

冬はもうそこまで迫っている。

 

小峰公園では木々が葉を落とし

色とりどりの実が目につくようになってきた。

 

まず紹介するのは、「ヤブムラサキ」


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
紫色の実の美しさからその名がついた。

34mmの小粒な実はメジロのような小柄な鳥にも食べやすい。

 

 

次に紹介するのは、「カラスウリ」


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
若い実はすいかを想わせる緑の縞模様。

葉が落ちるのと同時期にその実を朱く染めて

鳥たちに自分の在り処をアピールする。

 

 
 

最後に紹介するのは、「ガマズミ」


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
赤く色づく小粒の実は、さわやかな酸味が感じられる。

霜に当たるころには甘みも増して、

お腹を空かせた鳥たちの’’ごちそう’’なんだ。

 

 

ほかにも小峰公園にはたくさんの木の実がある。

それをねらって鳥たちが集まってくる。

もちろん、イノシシやタヌキもね!


 





梅垣レンジャー