2017年12月22日金曜日

里山ミニ教室12月の報告&1月の告知

小峰ビジターセンターでは、
毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申込制で気軽に参加でき、
午前はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して、
四季折々の自然に触れることができるイベントです。


今回は、12月3日(日)に実施した里山ミニ教室の様子をご紹介します。


ガイドウォーク『晩秋の小峰公園ツアー』

当日は朝から晴天で、絶好のガイドウォーク日和となりました。

今回のテーマは「晩秋」ということで、
季節の移り変わりを身近に感じることができる
落葉や枯葉を解説素材として取り上げました。

まずは、ふれあい広場の様子を観察しました。
秋に紅葉し、冬にはすべての葉を落とす落葉樹と、
秋から冬の間も緑の葉を付け続けている常緑樹とを見比べ、
樹木の冬越しについて解説を行いました。



その後は桜尾根を歩きながら、より具体的な
晩秋の樹木の暮らしについて解説を行いました。

上の写真はヤマツツジの解説を行っているところです。
ヤマツツジはエネルギーを節約しながら
冬を越すための小さな越冬葉と
春から夏にかけて光合成を行う、大きな春葉を使い分けています。
最後は鮮やかに色づいた「メグスリノキ」について
解説を行いました。

その名前に「カエデ」という単語は入っていませんが、
実は、メグスリノキはカエデの仲間です。
名前を聞いただけでは分かりにくいですが、
実際に色づいた葉を観察すると実感できます。

ガイドウォークが終わった後も、
「メグスリノキが綺麗だった」
「また植物観察がしたい!」
と、参加者の皆さまもすっかり
植物のとりこになっていました。


クラフト『小峰のめぐみでリースをつくろう』

今回のクラフトでは、
自然素材を使った、クリスマスのリースづくり
を行いました。




まずはリースの本体づくりです。
太いつる(クズ)で輪をつくり、細いつる(テイカカズラ)を
巻きつけて形をととのえます。


赤い実や松ぼっくり、ドングリ、トウガラシにカラスウリの実…
会場の机には、リースの飾りとなる木の実がずらり!
里山の自然の恵みを活かすことで、リースがより華やかになります。

ホットボンドを使って、好きな飾りをリース本体につけていきます。
木の実だけではなく、小枝や稲わらなどの自然素材も使用することで、
リースのボリュームがどんどんアップ!


里山の自然のめぐみを使ったリースの完成です!
おうちの玄関などに飾って、素敵なクリスマスをお過ごしください。


※小峰公園内では動植物の採集をご遠慮いただいております。
 ご理解とご協力をお願いします。


次回の里山ミニ教室は1月7日(日)開催です。

ガイドウォーク『真冬の小峰公園を歩こう!


クラフト『小正月の飾りものづくり



 詳細は以下のURLをご覧ください。


http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html

来月も、皆さまのご参加をお待ちしております。

(宮嶋レンジャー)