2017年2月22日水曜日

里山ミニ教室2月の報告&3月の告知


小峰ビジターセンターでは、

毎月第一日曜日に「里山ミニ教室」

というイベントを開催しています。


当日申込制で気軽に参加でき、

午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、

それぞれの体験を通して、

四季折々の自然に触れることができるイベントです。

今回は、25()に実施した里山ミニ教室の様子をご紹介します。


ガイドウォーク『早朝の野鳥観察会』
 

早朝の野鳥観察会!ということで、8時~9時の時間帯での開催。


まずはじめに、里山にはなぜ多くの野鳥が来るのか、
 そこで何をしているのかなど、野鳥と里山の関わりを参加者と考えました。

里山は定期的に人が手を入れることでその環境を維持し、

動植物と人間がかかわりあって成り立っている自然です。


たとえば、定期的に下草を刈ることで、モズやジョウビタキなどの野鳥が

エサをとりやすい環境を維持しています。

一方で、下草を刈らずにあえて残すことにより、

そこに巣を作るウグイスなどの野鳥もいます。
「そんなことを踏まえて野鳥を観察してみると
今まで以上に親しみが湧いてくるね。」
と参加者が話していました。
 



野鳥も20種類近く観察することができました。


クラフト『コケぼっくりをつくろう!』


午後から少し雨がぱらつく中での開催となりましたが、

多くの方が参加しました。


まずは、スライドで苔について学びます。

















「へえー!苔ってちゃんと生きているんですね!」

「今まで見過ごしていたけれど、どこにでもいる

身近な生きものなんだ。

そう思ったら親近感から可愛く見えてきました!」とのご感想がありました。


苔への意識が高まってきたところで、コケぼっくりづくり!

好きな松ぼっくりを選び、間に苔をつめていきます。
















あとは、形を整えてコケぼっくりに目をつければ完成!
















コケぼっくりの親子ができました!!


※今回使用した材料は、園内の清掃の際に発生したものを使用しています。
園内は動植物の採集ができません。ご了承ください。
 


次回の里山ミニ教室は3月5()開催です。


ガイドウォーク『早春の自然観察会』

クラフト『里山の香りを活かす!竹炭クラフト』


詳細は以下のURLをご覧ください。





来月も皆さんのご参加をお待ちしています。


(梅垣レンジャー)

2017年2月7日火曜日

見てる!




寒暖の差が激しいねぇ。


昼間は 陽だまりで ポカポカしていても、

朝晩は キンキンに冷え込む。









厳寒の “金剛の滝” に 行ってきたよ。

滝自体は 凍っていないけど 辺りはツララだらけ。



むか~し、ここで 修験者が滝行をしていたという。

冬は さぞ厳しかっただろうなぁ。




雄滝につながる岩穴は ツルっつる。

氷床の滑り台状態で 恐え~ぇ。







雌滝の滝壺に張り出した マンホール程の岩。

そこから 雌滝を撮っていたら・・・  感じるんだ。


う~ん、なにやら 視線らしきものを 。


誰も いないよ。

滝の音だけ。






あッ!


こっち 見てる。

不動明王が こっち 見てる!







 鈴木 レンジャー (たか)


2017年2月6日月曜日

不思議な生きもの“ケサランパサラン”

皆さんは、『ケサランパサラン』というものを知っていますか?



『これがケサランパサランだ!』

もし捕まえることができたのなら、
その人には幸福が訪れるとも言われています。


そんな不思議な生きもの『ケサランパサラン』を、
この小峰公園でも見ることができました!

その証拠がこちら。


銀色に輝く綿毛はまさに伝説のケサランパサラン。


これで小峰公園にも福がやってくる!?



この不思議な綿毛の正体は、
『テイカカズラ』というつる植物の種子です。

この綿毛はとても軽く、ふわりと風に乗ることで
動けない親植物の代わりに遠くへ飛んでゆきます。


またテイカカズラに限らず、
さまざまな種子や果実が綿毛を使って風に乗り
親から遠く離れた地へ旅立ってゆきます。



『沢山の綿毛を付けたコウヤボウキ(キク科)』

まだ見ぬ里山の宝物が、あなたの元へ
やって来る日が訪れるかもしれません。


※小峰公園は動植物の採集が禁止されています。
もしケサランパサランを見つけても、お持ち帰りはご遠慮ください。




宮嶋レンジャー